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Honolulu Fire Museum (ホノルル消防博物館)

カカアコにある消防博物館「Honolulu Fire Museum」

一般開放してないため 予約が必要で、無料のガイドツアーが月に一度行われています。
現役の消防士さんたちが 部署ごとに分かれて 細かく説明してくれます。
まずは歴史から。1850年に開始されたホノルル消防局、昔は カメハメハ大王一族の直轄であったそう

私達が訪れた日の参加者は 本土で消防士になったばかり という若いご夫婦と 6-7歳子連れファミリーに、我が娘と同世代(中学生くらい)の子もいました。

そして、1941年12月7日 のパールハーバー襲撃の話がありました。
当日、どんな状況になって どう対処したか、ヒッカム軍基地やホノルル市内にどれくらいのダメージがあったか、殉死した消防士が3人、負傷隊員達に 活躍した隊員達が 顔写真付きで載っています。

アメリカ軍の兵士に与えられる勲章「パープルハート章(Purple Heart)」が、後に9人の消防士達を称えて授与されたことも知りました。
真珠湾攻撃の話はこれまで軍人達について聞く事はあっても、消防士達の様子を知るのは初めての経験。

消防局の機能説明や歴史、消防作業や梯子にホースなどの機器説明をするのかと思っていましたのでまさかこんな「消防」という観点から戦争の歴史を聞くとは想定外でした。

Japan という単語を耳にするたびに沈む心・・・
(こういうところにも、私の平和ボケな能天気さを痛感しショック)
ホノルルにとって、真珠湾襲撃の日は本当に歴史上深い深い悲しみの出来事だったことを改めて思い知らされます。
12歳の娘にとっては 良い社会勉強になったと、有意義に捉えて

さらに、昔はコンピューターなどのシステムも整っていなかった時代は、ベルを鳴らす回数と音で場所を知らせていたこと。日々の出来事を詳細に綴った日誌など、興味深い内容に溢れていました。

その後は2階に上って、ノズルの変遷、消防士たちのロッカーや部屋を再現するなど、興味深い展示がいっぱいありました。
消防車出動の際に すり降りる 吹き抜けのポールもありました。今は使わないのだそうです。

所要時間は約60分。真面目な内容が多いので、中学生以上で歴史も理解できる年頃だと適しているように思います。
消防士のユニフォームを着て撮影、とかいうお楽しみもありませんし、火の用心的な要素も少し。クラシック消防車にも乗れないので、小さい子には難しい部分も多いかも知れませんが、消防士のヘルメットを貰えたり、ステッカーなどお土産があって 参加したキッズはそれなりに楽しんでた様子。。。

 
塔の付いた建物がミュージアム。90年ほど前に建てられたとは思えないほどしっかり
 
パーキング側と、殉死者の名前を刻んだプレート
(正式にはこの説明がツアー最初)

 
ロビーと、カメハメハ大王の写真と共に

 
A Day Of Infamy(屈辱の日、非難の日)
真珠湾攻撃を、当時のルーズベルト大統領がこう呼んだという

 
1階。昔活躍していたクラシックな消防車が3台
ガソリン車が無かった時代は木製馬車で走り回っていたんだそうです

 


 
2階。塔の内部はホースや梯子が展示されています

 

 
子供達に貰えるヘルメットと文房具

Honolulu Fire Museum and Education Center
620 South St 96813
808-723-7168
毎月第三土曜日 9:00am~2:00pm
ツアー予約はホノルル消防局のオフィシャルサイトからオンラインで
私達は お昼過ぎに予約しましたが、定員に満たなかったため、午前中の回に変更するようメールが来ました。
パーキングはクイーンストリート沿いより入る
道沿いに小さく ミュージアムパーキング と書かれてたものの うっかり通り過ぎてUターンw
★情報は古い場合もありますので​オフィシャルサイトで要確認


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